税理士紹介サービスの限界…

税理士紹介サービスをやってきた経験

私たちは、2001年に税理士法の改正があって、税理士が自由に営業活動ができるようになったタイミングに合わせて、優秀な税理士を紹介するという「税理士紹介サービス」を始めました。

当初は2社程度しか税理士紹介会社が無かったこともあって、多くの企業から税理士を紹介してほしいという依頼が入り、2022年までに4000社以上の企業に税理士の紹介を行ってきました。

企業に税理士を紹介する活動の中で、私たちは「社長は税理士に何を望んでいるのか」、「なぜ税理士に不満を持つようになるのか」などについて、紹介の現場を通じて多くのことを理解してきました。

私たちのサービスの生い立ちをたどっていくことで、「税理士紹介サービス」に限界を感じて、現在提供しているサービスにどのように推移していったのか、その理由を知っていただきたいと思います。

税理士紹介の沿革

税理士紹介サービスの限界…

2017年、これまで税理士紹介サービスを10年以上続けてきていたのですが、その活動を通じて、

「単純に新しい税理士を紹介することでは社長が抱える問題を解決することはできない」

と感じていました。その理由は、顧問税理士との関係は最初の出会いだけではなく、お付き合いを続けていく過程が非常に大切だからです。

良い税理士とつながれても、連絡の取り方や会う回数で、満足できるできないは大きく影響を受けてしまいます。関係が始まるところだけでなく、関係をどう続けていくのかという部分をしっかりサポートしてあげないと、良い感じでスタートした関係も、次第に悪いものに変わっていってしまう問題点について、税理士紹介サービスでは解決できませんでした。単純に優秀な税理士を紹介するだけではお客様の満足をずっと長く満たすことはできなかったのです。

税理士紹介サービスの限界

顧問契約後サポート付き税理士紹介サービス

そこで私たちは、企業と税理士との顧問契約の内容や契約後の取り決め内容にまで踏み込んで、企業が税理士と顧問契約を締結した後も、企業と税理士との間に入って二者間のやり取りをチェックする体制を作りました。こうして顧問契約の後もサポートし続ける税理士紹介サービスの体制を整備しました。

2022年の現在においても、このようなきめ細かいサポートをしている税理士紹介サービスは他に存在していません。この「顧問契約後サポート付き税理士紹介サービス」によって、企業と税理士との関係性が劇的に向上して、私たちは一定の成果を得ることができました。2017年に生まれた、この「顧問契約後サポート付き税理士紹介サービス」によって、企業と顧問税理士との関係で契約後の大きなトラブルは消えました。

顧問契約後サポート付き税理士紹介サービス

企業からはさらなる要望が出てきました

しかし、「顧問契約後サポート付き税理士紹介サービス」で、企業と税理士との間に立ってサポートしていると、当然ですが企業の社長から税理士に対して改善してほしい要望が私たちに上がってきます。本来はやり取りしている税理士に直接言えば良いと思うのですが、社長は要望を言いやすい私たちの方に、「先生は〇〇だから、それを改善するように調整してほしい」と言ってくるのです。

そこで私たちは社長の意向を税理士側に伝えて、両者間の関係改善のためにサポートを行ってきました。

税理士側ですぐに改善して解決する場合も多くありますが、時には問題が税理士本人ではなくお客様を担当している税理士事務所の職員にある場合もあって、問題がなかなか改善されずに、企業と税理士とのやり取りを見ていてイライラすることも多くありました。私たちならお客様の要望に対してすぐに対処することが当然でしたが、税理士事務所ではソフト面のサービスが欠如しているケースが多くあったからです。

私たちは経営アドバイス付きの会計事務所を始めることになりました

そこで私たちは、「企業と税理士の間に挟まれてサポートしているよりは、自分たちが会計事務所をやって顧客対応で最善を尽くした方が、もっと顧客満足度を高められるんじゃないか?」と考えて、より顧客満足度の高いサービスを提供するために、社長側に立てる優秀な税理士とともに、2019年に「経営アドバイス付きの会計事務所」を立ち上げました。

こうして、最適な税理士を紹介して、契約後の関係をウォッチしていく「顧問契約後サポート付き税理士紹介サービス」と、自社引き受けによる「経営アドバイス付きの税理士事務所」の両方を兼ね備えたことによって、単純な税理士紹介サービスではない、企業のあらゆる要望に対応できるサポート体制を整えることができました。

■ 顧問契約後サポート付き税理士紹介サービス

■ 経営アドバイス付きの税理士事務所

経営アドバイス付きの会計事務所

税理士との関係診断サービスの誕生

そして2022年、次の新しいサービスとして、今の顧問税理士が一般的に良い税理士なのかどうかがわからないと不安を抱えていたり、顧問税理士との関係をもっと良くしたいと考えていたりする社長のために、「税理士との関係診断サービス」を始めました。

顧問の税理士を替えようとまでは思っていないが、今の税理士先生は一般的に良い先生なのかをチェックしてほしいとか、顧問の税理士先生から言われる指導やアドバイスは一般的にそのまま従うことが正しいのかどうか、払っている税理士顧問料が一般的に適正なのかどうか…などなど、現在の顧問税理士との関係性を客観的にチェックしてアドバイスしてほしいという要望が多くありました。

新しい先生を探してきて、顧問税理士を切り替えるという行動は、相当に決心を固めないとできないことですが、顧問税理士を替えるのではなく、今の税理士との関係を良いものに変えて、付き合いを続けていくことはハードルが高くありません。

税理士を新しく替えるかどうかではなく、今の税理士との関係改善を図るサービスが日本には必要だと私たちは考えました。こうして私たちは日本初の新しいサービス、「税理士との関係診断サービス」を始めることになったのです。

税理士との関係診断サービス

顧問税理士との関係が良いものがどうか見直してみましょう

顧問税理士と契約をすると、税理士の使いやすさや能力を見直すことなく、そのまま長く続けているケースがほとんどです

顧問税理士と良い関係で続けていくためには、税理士との関係についての改善や、やり取りについてのルール化など、見直していかないといけません。顧問税理士に何も言わなければ、関係はどんどんルーズなものになるのは自然なことなのです

顧問税理士に毎月、顧問料をただダラダラと支払って、何もしてもらっていないのは良くありません。毎月顧問料を払っているにも関わらず何もしてもらっていないのは税理士だけの責任ではなく、会社から関係性について改善の提案をしないことも問題なのです。

しかし、顧問の税理士に何を言って、どう関係改善の提案をしたらいいのか、「一般的な税理士のするべき仕事」について知らない経営者にとっては難しいことかもしれません。

税理士との関係診断サービスをご活用ください

私たちは2001年から20年以上、企業と税理士をマッチングするサービスを行ってきている経営コンサルティング会社です。2022年までに企業と税理士をマッチングさせた実績件数は4000件以上です

その企業と税理士のマッチングサービスの経験を通して、顧問税理士との関係作りをどうやったらより良く改善できるかのノウハウが身に付きました。

そこで私たちは、「顧問税理士を替えよう」と考える前に、今の顧問税理士との関係を再構築して良いものに変えるサポートをしています

新しい税理士を紹介するのではなく、企業側に顧問税理士との関係作りの方法をアドバイスすることで問題解決に取り組みます。これが「税理士との関係診断サービス」です

社長から現在の税理士に関する不満点や要望を聞いて、私たちが現状の問題点を洗い出し、その内容を基に顧問の税理士先生と話をして、改善点を見つけていきます。そして企業と税理士との間に新しいルールを作り、継続して良い関係ができるようにサポートします。

【税理士との関係診断サービスの流れ】
① 社長からヒアリング

② 現状の課題点や問題点を洗い出す

③ 顧問税理士に課題点と問題点を報告

④ 新しいルールを作る

⑤ 顧問税理士と良い関係になる

私たちのサービスの特徴は、会社経営の相談に乗ることもできることです。

税理士との関係を分析するには、会社経営の課題を理解して、それらを解決できる解決方法を知っていなければなりません。私たちの経営母体はオーナー企業向けの経営コンサルティング会社です。今までに5000社を超える企業の経営相談を扱ってきた実績を積んできたため、税理士との関係診断を的確に分析できる能力が身についているのです。

税理士との関係を改善させるのと同時に、経営における改善点も見つかる場合が多くあります。私たちのサービスを利用することで、一石二鳥の改善効果が得られるかもしれません。

まずはお気軽にお問い合わせをしてみてください。ご連絡をお待ちしております。

ページトップへ